少額短期保険って面白い。新しい保険の開発について

色々な商品を出回っていますが、最近隙間産業と言うか、ニッチな客層に対して商品開発提供する企業が増えているように思います。
保険に関しても同様で、他社にない保険や特約を開発・販売して独自性を打ち出す保険会社もあります。

毎月の保険料が数百円ほどのミニ保険(少額短期保険)の市場も拡大されてきています。
ミニ保険が誕生した頃に比べて商品内容が豊富になり、消費者のリスクに対する考え方も時代と共に変わってきていると思います。

例えば、ペットブームで動物を飼って、その動物を家族の一員として愛しても人間の健康保険が使えるわけではありません。動物病院に連れて行けば当然費用がかかりますよね。ペットが病院に通うと、その費用は高額になるとよく耳にします。
ペット保険は販売当時あまり脚光を浴びませんでしたが、今は契約している人も多いのではないでしょうか。取り扱う代理店の増加やネットでの宣伝も契約増加の一因だと思います。

また、登山ブームと火山噴火の被害もあり、レスキュー費用保険も注目を集めています。捜索や救助費用を必要とするケースもありますので、少額の保険料で備えられれば安心ですよね。

生命保険も損害保険も、日本国内での加入率を考えると今までのような成長産業ではありません。
しかし、このようにきめ細かく消費者のニーズに応えていく商品開発・販売していけば、市場を拡大していくのも可能なのではないでしょうか。

保険に限らず、消費者の声・ニーズに耳を傾けて、時代に合った商品開発をしていけるかどうかが成功のカギかもしれませんね。

(以下、日経新聞より一部抜粋です)

ミニ保険が急拡大、異業種も続々 遭難・孤独死…きめ細かく

毎月の保険料が数百円ほどのミニ保険(少額短期保険)の市場が広がっている。
3月末の保有契約は582万件と5年前の1.5倍。コンサートに行けなかった、遭難して捜索費がかさんだ、賃貸住宅で入居者が孤独死した、死後にペットの面倒をみてほしい、など補償の対象はさまざま。規制緩和を背景に異業種からの参入も相次ぎ、新たなニーズにきめ細かく対応する商品が続々と生まれている。

ネットなどで手軽に加入できる商品も多く、14年度の保険料収入は640億円と8年連続で増えた。市場規模はまだ生損保の1%未満だが、家財保険など特定の市場では存在感が出てきた。

強みは隙間市場に着目したユニークな商品だ。SBIいきいき少額短期保険
(東京・千代田)は多額の補償がいらない高齢者向けに葬儀費用ほどのお金が払われる死亡保険を提供する。死亡保険金が100万円なら、60歳女性で月810円の保険料で済む。終活ブームもあり6月時点の保有契約は4万件を超えた。

ぜんち共済(東京・千代田)は知的障害者に特化した保険を販売する。本人の病気やけがのほか物を壊した場合などに対応する。障害者は通常の保険に入りにくいため、親の口コミでじわじわ広がっている。

日本少額短期保険協会の杉本尚士会長(ジャパン少額短期保険社長)は「ミニ保険は社会的弱者や生活に潜むリスクに対応した商品が多い」と話す。

アイアル少額短期保険(東京・中央)は、賃貸住宅の家主向けの保険を扱う。
入居者が孤独死した場合、一定期間の家賃や清掃費用を負担して原状回復を助ける。登山ブームを背景に、捜索や救助費用を償うレスキュー費用保険も人気だ。
急にコンサートに行けなくなった場合にチケット代を補償する保険も、引き合いが多い。

ペット関連の保険では犬や猫が病気やけがをした場合、治療費の一部を支払う。
葬祭費用が出る商品もある。アスモ少額短期保険の商品は、飼い主がなくなった場合にペットを託せる身内に死亡保険金を支払う。

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