保険代理店に暗雲!独自の強みが生き残る鍵とは

大手生命保険会社が自社商品だけでなく複数の保険商品を扱う、いわゆる乗り合い募集代理店に力を注いでいるようです。そもそもの発端は、顧客が「保険を比較して選びたい」といったニーズに対応するためのようですが、今まで生命保険に加入する際に「比較検討」しないで加入していた事に大きな疑問を感じます。

確かに保険の販売方法が「訪問」から「来店」に大きくシフトした事が比較検討という顧客ニーズを増大させた原因である事は間違いないでしょう。付け加えて言うなれば、保険について無知な顧客が訪問販売員の勧めるままに加入した結果、自分が思い描いていた保障内容と大きく乖離していた事も否めないでしょう。

保険市場が大きく低迷していく中で、大手生命保険会社がリスク回避のため動いた結果が保険ショップ(乗り合い募集代理店)の導入です。これは保険業界に大きな変化を与えるきっかけになるのと同時に中小規模の保険代理店には最大の危機が迫っていると筆者は感じています。

顧客のニーズに応えるためにはたくさんの保険種類を取り扱わなくてはなりません。そして、顧客が納得する説明をしなければなりません。数や規模で劣る中小規模の保険代理店が生き残っていくためには今と同じやり方では先が見える結果になると思います。

独自の強みや顧客からの信頼といったものを見つけ、築き上げていく事がこれからの保険業界で生き残っていく鍵となるに違いないでしょう。そして、従来のような自社の利益中心とした粗悪な保険はこれがきっかけで少なくなる事を筆者は陰ながら期待したいものです。

生保が代理店販売に注力 商品比較のニーズに対応

大手生命保険会社が、複数の保険会社の商品を扱う代理店(保険ショップ)に力を入れている。保険を比較して選びたいというニーズに対応する。警備上などの理由で営業職員が企業訪問する従来型の販売が難しくなった事情もある。

日本生命保険は5月に保険ショップ中堅の「ライフサロン」を買収。現在は50店舗だが、10年後には300店舗に拡大して来店客の取り込みを狙う。

第一生命保険は昨年、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険を買収し「ネオファースト生命保険」に改称、保険ショップでの販売に注力。

住友生命保険はメディケア生命保険を設立、別の子会社が全国約70カ所で展開する保険ショップ「ほけん百花」などに商品供給している。
(SankeiBizから)

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